アントキノイノチ
映画化される前から、本屋でタイトルが気になって何度か手にとっていましたが、プロの作家でもない、さだまさしさんの本を読んでもなぁと、食わず嫌いしていました。
読んでみて、びっくりしました。
お涙頂戴という安易な作りではなく、きちんと遺品整理会社にも取材を行っており、非常にリアルな作品でした。また、高校生時代、雪山、遺品整理会社で働く現在、と交互に場面を織り交ぜることで、読み手を飽きさせることなく、またばらばらだった物語が最後にすべて交錯していく様など、良い作品でした。
お勧めです。
=== あらすじ ===
21歳の杏平は、ある同級生の「悪意」をきっかけに、二度その男を殺しかけ、高校を3年で中退して以来、うまく他人とかかわることができなくなっていた。父親の口利きで、遺品整理業“CO‐OPERS”の見習い社員になった杏平の心は、亡くなった方とご遺族のため、汚れ仕事も厭わず汗を流す会社の先輩達、そして同い年の明るいゆきちゃんと過ごすことで、少しずつほぐれてゆく。けれど、ある日ゆきちゃんの壮絶な過去を知り…。生きることの重さを知るほど、生命は大切で重くなる。爽やかな涙が流れる、感動の書き下ろし長篇小説。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)


最近のコメント