下世話の作法
ビートたけしが考える、「粋」や「品」の良さについて、いろいろな切り口から、エッセイ風に書かれています。
僕自身、最近転職して、毎日決まった時間に通勤するようになりました。フレックスタイムの導入などで、昔よりは通勤ラッシュは緩和されたと思いますが、それでもやっぱり混んでます。
この写真は日本じゃないですが(笑)、通勤ラッシュともなると、みんな本当に心に余裕がない。イライラしているのが手に取るようにわかります。降りる人がいても通路を空けない人、そしてその空けない人にわざとぶつかる人、横から平気で割り込む人、などなど。
つまるところ、「品」というのは心の余裕から来るんじゃないかと僕は思います。だから、お金持ちの人、それも不労所得がある人たちには、普通の人より「品」が見につきやすいのではないでしょうか。お金持ちでも、自ら労働して得ているキャッシュフローが多いというタイプのお金持ちでは、なかなか品というものは生まれにくいと思います。
一方で、「粋」というのは、”やせ我慢”から生まれてくるものではないかと感じます。言い古された言葉ですが、”武士は食わねど高楊枝”という言葉もあるように、余裕がないけれど余裕があるようにふるまうことから生まれるカッコ良さ、これが「粋」ではないかと。
この「粋」というものは、仕事にもあてはまるような気がします。誰でも、自分がやった仕事は認められたいし、アピールしたいものです。でも、自分はこれだけやったんだとアピールするような仕事って、実はそんな大した仕事じゃないことが多い。誰に認められようが、認められまいが、やるべきことを確実にやる。そういうことも、すごく「粋」な働き方なんじゃないかと思います。そして、そういう仕事が、結果として多くの人から認められる仕事になるんじゃないでしょうか。自分への自戒もこめて、そんな風に感じました。
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