わかりやすい企業年金
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わかりやすい企業年金 (日経文庫) 著者:久保 知行 |
組織コンサルティングの会社で働いていながら、公的年金と企業年金の区別もついていなかった私に、その違いをしっかりと理解させてくれた良書です。後半は、少し専門的な内容になるので、企業年金って何と思ってる方は前半部分だけでもOKだと思います。
【企業年金とは】
江戸時代の暖簾分け→退職金=功労報償→第2次世界大戦後日本企業の資金不足により賃金の後払い的性質+労務管理(長期勤続者を優遇する、など)→労働者の高齢化による退職金の資金負担の増大→平準化へのニーズ+企業が支払い担保することに対する従業員の不安=「税制適格退職年金制度」「厚生年金制度」へ
企業年金の機能
①退職資金の保全・・・企業年金の資産が企業本体の資産と分別管理されることが最も重要
②企業の資金負担の分散化
企業年金と公的年金
・公的年金65歳支給開始への引き上げ→企業年金には、退職から支給までの「つなぎ機能」が期待される
・公的年金の給付額引き下げにともない、生活水準維持のための「上乗せ機能」への期待
【企業年金の発展と変遷】
税制適格退職年金制度(適格年金制度)
退職金を分割支給(基本的には終身支給ではない)する仕組みで、税法上も有利となる制度
受給権保護の不足(積み立て不足を解消する仕組みの欠如)により、2012年3月末をもって廃止。
厚生年金基金制度
厚生年金の給付の一部を「代行」するという特徴がある
運営主体は、母体企業とは独立して設立される特殊法人の厚生年金基金
給付は原則として終身年金
確定拠出年金制度
非課税で拠出された掛け金を、加入者が自ら運用し、老後に年金を受け取る仕組み。
確定給付企業年金制度
・積立義務・受託者責任・情報開示
・規約型(信託会社、生保会社と契約を結んで実施する)と基金型(独立した法人格を持つ企業年金基金を作り運営する)
・給付の種類 必須:老齢給付金、脱退一時金 任意:障害給付金、遺族給付金
・給付額の計算方法 ①定額方式 ②給与比例方式 ③ポイント方式 ④キャッシュバランス方
→わかりやすい企業年金 (日経文庫)
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コメント
「良書」とおほめいただき、ありがとうございます。
読者の皆様のコメントは、大変励みになります。
久保知行
投稿: 久保知行 | 2009年5月15日 (金) 11時38分
>久保さん
。備忘録代わりに内容をまとめただけだったので、お恥ずかしい限りです。ぜひ今後も良書を世に送り出してください
まさか筆者の方からコメント頂けるなんて感激です
投稿: ぴの | 2009年5月15日 (金) 23時52分